Gradationについて
このページを見ていただき、ありがとうございます。このページを見ていただく方はごく少数だと思うので、ポエムを書きます。
新型コロナウィルスの流行を契機として、時代は急激に変化しました。ですが、人間は、今を維持しようとするホメオスタシスと、変えようとするトランジスタシスの、それぞれ矛盾した性質を抱えている生物です。変化にストレスなく対応するためには、物事の段階を踏んでグラデーションさせる必要があります。
オセロの石のように、「白」と「黒」が、ほんの少しのきっかけで裏返る瞬間があります。多くの方から見て「正解」とされる物事も、視座を変えれば「不正解」となる物事が、世の中には溢れています。「白」「黒」を無理につけようとすると、その間にある本質や感情を見落としてしまうかもしれません。
特にデザインにおいては、美しさとは、気持ち良いこと、心が揺さぶられること。整然として、清潔で、違和感を感じない不朽の「完成された美しさ」、整然としていなくて、醜くて、儚く脆い移ろいでいく「不完全な美しさ」。美しさもまた正解のない、グラデーションの中に存在します。「wabisabi」のように完成された空間の中での、不完全な美しさが、想像力を生みます。
「Gradation」ではWebによるデザインやシステムを中心としたコミュニケーションによるアプローチによって、あらゆる物事をグラデーションさせることを強みとして活動しています。抽象的な物事の言語化、複雑化したシステムの再構築、長期的なビジョンによる段階的な目的の達成など、様々な支援をさせていただきます。お悩みのことがあれば、ご相談ください。
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